ようこそ月光館へ──
おすすめ度:★★★★✩(4.6)

前書き
クロスコンチェルトの発売日まで残り一ヶ月となりました(現在 2019/10/10)。
前作であるコンチェルトノートをプレイした方がクロスコンチェルトを楽しめるということなので、今回はコンチェルトノートをプレイしていこうと思います。
ちなみにAmazonのほしいものリストに2年くらい入ってたけど、購入をしていなかった(忘れていた)ゲームでもあります。
シナリオの桐月先生の作品は「黄昏のシンセミア」しかプレイしていませんが、黄昏のシンセミアは私のエロゲ史上で十指に入るほど好きな作品だったりします。そんな作品のシナリオを担当していた桐月先生、原画の小田原箱根先生のタッグということでとても楽しみにしています。
あらすじ
「――進退窮まった」
倉上進矢は追い詰められていた。
事故により長期の入院生活が開けた後、彼の立場は一変していた。諦めて働こうとした所に、初めて訪れた幸運。
懐かしい幼馴染からの連絡と再会。
彼女がもたらしたのは、新しい学園と月光館という古ぼけた洋館だった。懐かしい街で、進矢は少女達と出会う。
絶対無敵の幼馴染「神凪莉都」
事故の原因のクラスメート「今里和奏」
負けず劣らず不幸な下級生「東条白雪」
莉都と犬猿の仲の生徒会長「名凪星華」
月光館を預かるメイドさん「夕月小夜璃」新天地での新しい生活。
暖かい人たちと、新しい家。
ここでイチから頑張ろう。そう決意した彼に、ある夜、一人の少女が告げる。
――おぬし、今のままだと10日ほどで死ぬぞ。
幸御魂《タマ》という少女との出会い。
彼女の力で幸運を与えられピンチを助けられるが、
ますます窮地に立たされる事になる。幸運を前借りした負債は3つ。
一つ、進矢たち本人の運がなくなる
一つ、他人の不運を肩代わりする
一つ、返済しきれない場合「不幸」となって訪れるこの日から、進矢達には様々な事件、事故が降りかかる。
学園で起こった窃盗や誘拐事件。
女子寮の不審者。ストーカー、盗難事件。
街にも学園にも、不幸の種は眠っている。人々の抱える不幸を解決し、少しずつ幸運を集めて窮地を救え!
明るい未来を掴むため、仲間達と東奔西走する事になる。
公式サイトから引用
Movie
オープニングムービー
批評・感想
ルート攻略
フローチャート機能が搭載されているので、活用すれば誰でも簡単にルートに入ることが出来ます。
基本的に各ヒロインルートにBADEND NormlEND TRUEENDの3種がありますが、小夜璃ルートはBADなし、莉都ルートはBAD2つあります。
攻略推奨順は最後に莉都ルートをプレイすれば何でもOKです。
各END攻略後にフローチャートを使い100%にして攻略完了です。
批評・感想


超傑作!!
万人には良作くらいの評価かもしれないが、「黄昏のシンセミア」と同様で私の好きの琴線に見事に引っかかり最初から最後まで楽しんでプレイすることが出来ました。
まず最初に本作『コンチェルトノート』の魅力的な話の展開や世界観について紹介していきます。
あらすじにもあると思いますが、タマによって余命10日と言われた主人公はそれを解決するために不運な事件に巻き込まれながら幸運を集めていくというのが本作の大きな話の流れです。その中でタマの招待や主人公の不運な理由、神凪家との関係や他の家や個人間で起きている確執などの理由が判明していきます。
これだけではどうにもわかりにくいのですが、本作は伝奇系の作品で昔○○ということがあり、それがいま○○を管理する古い家や土地があって、こういう伝承が~といった感じに、土地にまつわる謎を知っていくほどに物語に惹き込まれていくと同時に底しれぬ恐怖を感じる、そんな作品になっています。
ですが、本作はそういった伝承や呪いといったものが中心となって進む物語ではなく、基本的に大きく関わるのは莉都ルートのみ。
他ルートは上記のものがきっかけになっていることは多いですが、ほとんどが伝承や呪いの理由が判明することはなく大きな事件を解決してENDという流れが多いですね。
だからこそ莉都ルートが一番面白く最後にプレイして欲しいのですが、勿論他ルートがつまらないという訳ではなく非常に満足出来るとてもおもしろいルートになっていると思います。
主人公は過去に両親を亡くしていて、不運な体質が原因で友人はおらず帰る家もない。そんな主人公が転校したことをきっかけに寮生活となり、ただいまおかえりと挨拶が出来る自分の帰るべき家と信頼出来る友人、そして遠慮なく物事を言い合える幼馴染との再会など、心暖まる展開が物語をより良いものにしていると感じました。
主人公がとても素敵で魅力のある青年だというところも、本作の魅力の一つですね。
ではキャラ・ルート評価を早速やっていきます。
攻略可能ヒロインは神凪莉都、今里和奏、東条白雪、夕月小夜璃、名凪星華の5人です。
では最初は神凪莉都から紹介していきます。


クール系万能天才美少女で、学園の理事長をしています。
あと主人公の幼馴染で主人公が学園に転校出来たきっかけをつくってくれた人です。
個人的に凄く容姿と性格が好み……つまりタイプど真ん中だったので、キャラ評価は百点満点でした。
ルートは最初の方でも言っている通り神ルート、一番面白いと感じたルートでした。本作の大きな謎のほとんどを莉都ルートで回収するということもあり、話がラストスパートに近づくにつれて熱が入り時間を忘れてプレイ出来たほど純粋に面白いと感じたルートでした。
本ルートの見どころはいくつかありますが、得に良かったのがタマとの別れのシーン、莉都と進矢が洞窟に落ちたシーン、そして天野先生が進矢を庇うシーンですね。タマとの別れは目をうるうるさせながらプレイしていました。タマと別れたくない、けどみんなが幸せに街が平和になるためにはそうしなければならないという葛藤をキャラから感じた素晴らしいシーンでしたね。このシーンから少し離れますが、依代であるかんざしをタマが抱きしめるシーンにもとても感動しましたね。
あと、洞窟に落ちたシーン。ここは進矢の男らしさや莉都を大切に思う気持ちが非常に強く感じたシーンでした。
最後に天野先生が進矢を庇うシーン。記憶の再現であるシーンと被ったこともあって、とても強く印象に残っているシーンです。天野先生の優しさや意思の強さが感じられた、とても良いシーンでした。

次に今里和奏。
主人公の転校前からのクラスメイトで、入院する事件の被害者でもある。誰にでも話しかけて仲良くなるアクティブで明るい性格で、ラブコメ王道ヒロイン。
ルートは和奏がソフト部の試合に参加するかしないかを決まる進矢 和奏 VS 莉都 星華のソフト対決は、4人の本気が見られるかなりの見どころシーン。

次は東条白雪。
不運な体質な病弱系ヒロインで、東条家のお嬢様。
最初は自分から何かを決めて行動することが苦手で、自分の意見を言うことがあまり得意ではなかったけど、主人公と恋人になったことをきっかけに自分で決めて行動することが出来るようになったり、大切な場面ではしっかりと自分の意見が言えるようになったりと成長を感じさせてくれたヒロインでした。

次は夕月小夜璃。
莉都のメイドで、月光館の管理をしているお姉さん系美少女。
身長170で背が高いことへのコンプレックスやぬいぐるみなどの可愛いものが好きなことをナイショにしていたりなど、いつもは見れない可愛らしい場面を度々見る魅力的なお姉さん。
ルートはとても良く小夜璃さんの可愛らしさや魅力を感じられたルートでしたが、小夜璃と進矢が付き合っている、好き同士ということを知った莉都が辛そうにしているのが可哀想過ぎて、印象に残っているルートでもありました。

最後に名凪星華。
生徒会長で、運動・格闘技が得意な黒髪ロング美少女。
とても凛々しく可愛いより美しいが似合うルックスをしているが、進矢と恋人になってからは普通に照れたり甘えてみたりといつもと恋人が出来た時のギャップにとても魅力を感じられたヒロイン。
購入はここから

後書き
シナリオ | S | 世界観 | SS |
キャラ | SS | キャラデザ | S |
音楽 | S | プレイ時間 | 18時間 |
総評 | S(93) |
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DMMから挿入画像引用
今回は「コンチェルトノート」批評・感想を書いていきます。